自己流投資信託をやり始めて5年が経ちました

5年前、auカブコム証券のプチ株を利用してNISA口座で自身の投資信託をスタートしました。プチ株の利点は1株から購入できるため、自分自身で構成銘柄を決定し、積み立てを行うことが可能です。

2019年9月に最初の計画を立て、それから5年間、一度も決済を行うことなく、毎月3万円の範囲内で5~6銘柄のプチ株を購入し続けました。購入は次のようなパターンで行いました:

  • A株(株価:3000円)を2株購入(6000円)
  • B株(株価:2000円)を3株購入(6000円)
  • C株(株価:1500円)を4株購入(6000円)
  • D株(株価:6000円)を1株購入(6000円)
  • E株(株価:1000円)を6株購入(6000円)

月々の合計は3万円を目指していますが、常に正確に3万円になるわけではないため、臨機応変に対応しています。

この5年間の取り組みの結果、総資産は3,799,960円にまで増加しました。この金額は5年間の積立予算を超えているように見えるかもしれませんが、これには理由があります。

基本的な積立予算は60ヶ月×3万円で1,800,000円です。しかし、私は利益分も積立に回すという方針を採用しています。つまり、利益が出た場合、その利益分も積立額に加え、更なる投資を行うのです。

たとえば、1年間で利益が3万円出た場合、その3万円も積立額に加えて投資します。これにより、積立総額は基本的な積立予算を超えて増加します。

この戦略は市場が下落している時には比較的簡単に実行できましたが、市場が上昇している時には、1か月に数回追加投資を行うなど、実行が非常に困難になりました。

通常の投資信託においても「積立再投資」というオプションがあります。このオプションを選ぶと、投資信託からの配当や分配金を現金で受け取るのではなく、その金額で新たに同じ投資信託の口数(単位)を購入することができます。この方法で、配当や分配金を再投資することで資産が複利で成長する効果を期待することができます。

「利益を積立に回す」というアプローチは、この積立再投資の概念に似ています。ただし、このケースでは具体的な銘柄の選択や購入タイミングなど、より細かい管理が必要になるでしょう。投資信託の積立再投資は、通常は自動で行われるため、投資家が特別な操作をする必要はありません。

積立投資を続けることで、現在は300以上の銘柄を保有しています。当然ながら、中にはマイナスとなっているものもあります。この点を踏まえて、私が設定したいくつかのルールを紹介します。

まず、購入済みの銘柄を定期的にレビューしています。当初は購入する価値があると考えたものでも、現在の株価や企業の状況を考えると購入する気になれないものもあります。しかし、これらの銘柄は決済せず、引き続き保持しています。唯一の例外は、その銘柄が他の企業に買収されるか子会社化される場合などで、そのような場合には保持期限が来るまで待ち、口座から消えるのを待ちます。通知は郵送で受け取り、消え去ることはありません。書類を提出すれば、その銘柄の投資分は自分の口座に振り込まれます。事実、上場廃止になると高値で買い取られることもあり、利益を得ることができます。これは過去5年間で10銘柄以上に該当しました。

次に、通常の投資信託の結果について説明します。こちらも月に3万円の積立を行っていますが、利益が出るとは初めから期待していませんでした。そのため、利益分を追加投資するというアプローチは採用していません。ファンドの選択によっては利益を出している人もいるかもしれませんが、私のポートフォリオでは多くの銘柄が自身で購入することはないものばかりです。

しかし、投資信託の運用には理由があります。私は株の空売りも行っており、空売りした銘柄のヘッジとして投資信託を利用しています。市場が循環物色に動いている時期にはこの戦略が特に役立ちます。例えば、割高だと考えて空売りした銘柄の価格が予想以上に上昇した場合にも、この戦略が効果を発揮します。

最後に、私の投資アプローチについて触れたいと思います。株価のチャート分析や投資用語を用いたアプローチはあまり重視していません。私が重視しているのは、数学や物理に基づく方法で、これがほとんどのアプローチを占めています。

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